史上最年少の大統領は誰?


 史上最年少の大統領はジョン・F・ケネディだというのは実は少し違う。史上最年少で大統領に選出されたのは確かにケネディに間違いない。ケネディが大統領として選出されたのは43歳である。また46歳で暗殺されたので歴代大統領の中で最も短命である。
 史上最年少の大統領は、第26代大統領セオドア・ローズヴェルトで就任時の年齢は42歳である。ケネディよりも1才若い。しかし、ローズヴェルトは、前大統領のウィリアム・マッキンリーの暗殺により、副大統領から昇格して大統領になっている。ローズヴェルトがマッキンリーから引き継いだ任期を終えた後、改めて大統領に選出されたのは46歳の時である。そのため最年少で就任した大統領はローズヴェルトだが、最年少で選出された大統領となるとケネディになる。
 それでは最年長で大統領に就任したのは誰だろうか。69歳で就任したロナルド・W・レーガン大統領である。それまでは68歳で就任した第9代大統領ウィリアム・H・ハリソンが最年長だった。またレーガンは2期8年勤めたので最年長で大統領を退いている。また第2代大統領ジョン・アダムズの90歳8ヶ月の長寿記録を175年ぶりに更新し、2004年に亡くなった。93歳4ヶ月である。ただレーガンの長寿記録は、ジェラルド・R・フォード元大統領に2006年に破られた。現在では、2006年12月に亡くなったフォードの93歳6ヶ月が歴代長寿記録となっている。
 さらに最も長期間大統領職に就いていた大統領は誰だろうか。現在では1951年の憲法改正により2期8年以上大統領職に就くことはできない。憲法改正前にフランクリン・D・ローズヴェルトは4期で合計4422日にわたって大統領職に就いていた。反対に最も短期間大統領職に就いていたのは、ウィリアム・H・ハリソン大統領である。就任式で、寒い戸外で1時間45分にもわたる長い演説をハリソンは行った。しかも手袋もオーバーコートも着用していなかった。さらにホワイトハウスに向かう途中、雨に降られたのでハリソンは風邪をひいた。風邪をこじらせてハリソンは肺炎になり、大統領に就任して31日後に亡くなった。
 普通、歴代大統領には数えないが、実はハリソンよりも短い任期の大統領がいる。デイヴィッド・R・アッチソンである。ただアッチソンは僅か1日だけ臨時に大統領を勤めただけにすぎない。それは、1849年3月4日に就任するはずのサカリー・テイラーが、その日が安息日にあたるため就任式を行うことを拒み、1日だけ大統領が不在になってしまった。そのためアッチソンが臨時に大統領となったのである。
 他には変わり種として、第24代大統領グロヴァー・クリーヴランドがいる。クリーヴランドは、第24代大統領であるが、第26代大統領でもある。2期目の大統領選挙で敗れたが、4年後に見事に大統領に返り咲いたからだ。そのためバラク・オバマで第44代目なのだが、実は大統領になったのは43人しかいない。

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