演説


「原子力を平和のために」演説(1953.12.8)から抜粋 原文
 国連は軍事目的の核物質の削減または廃絶以上のことを追及するでしょう。兵士たちの手からこの武器を取り上げるだけでは十分ではありません。それは、軍用という覆いを取り去って平和技術に適用する方法を知っている者の手中に置かれなければなりません。
合衆国は、もし核武装の増強という恐ろしい傾向を一変させることができるならば、全人類の利益のためにこの凄まじい破壊力を大きな恩恵に育てることができると思っている。合衆国は、核エネルギーから生じる平和的な力は未来の夢ではないと思っています。その既に証明された可能性は今ここにもあるのです。もし世界の科学者と技術者のすべてが、アイデアを試し発展させるのに適切な量の核分裂物質を保有していれば、この可能性が迅速に汎用的かつ効果的で経済的な利用方法に転用できることを誰が疑い得ましょうか。
 核の恐怖が人々の心と東西の諸政府から消え去る時が早く来るように、今、取ることができる確かなステップがあります。
 したがって、私は以下のような提案をします。
 主に関連する諸政府は、最低限の用心が許す範囲で、通常のウランと核分裂物質の蓄えから国際原子力機関に共同拠出することを今から始め継続することが主に必要です。私たちはそうした機関が国連の庇護の下、設立されることを期待します。拠出の比率、手順、その他諸々の詳細は、厳密には私が先に言及した「個別会談」の範疇に属します。
 合衆国は善意でこうした探求を行う準備をしています。同じ善意を持つ合衆国のいかなるパートナーも、合衆国が理性を欠いている仲間でも狭量な仲間でもないことを分かってくれるでしょう。

ドワイト・アイゼンハワー大統領歴代アメリカ合衆国大統領研究