演説


戦争教書の抜粋(1898.4.11) 原文
 長い試練の末に、スペインが戦争をする目的は達成できないということが明らかになりました。暴動の火の手は、季節の移る変わりと共に燃え上がりくすぶり続けるでしょう。しかし、現在のやり方で鎮火することはできないということは今までは明白ではありませんでしたが、今や明白です。もはや耐えられない状況から救われ、平穏になるための唯一の希望は、キューバに紛争解決を強いることです。人道の名の下に、文明の名の下に、対話し行動する権利と義務を与える、アメリカの危機にさらされた利益のために、キューバでの戦争を止めなければなりません。
こうした事実と考察から、私は、スペイン政府とキューバ人民の間の戦争行為を完全に終わらせるために、秩序を維持でき、国際的責務を遵守でき、平和と平穏、人民の安全をわが国の国民と同様に保障することができる安定した政府をキューバ島に樹立させるために必要となる措置を取る権限と合衆国陸海軍を目的に応じて使用する権限を大統領に認め与えるように議会に求めます。
 そして、人道のために、キューバ島の飢えている人民の命を救う支援を行うために、食糧と生活必需品の配布を継続させ、市民の義捐金を補足するために国庫から予算を割くことを提言します。問題は今や議会と共にあります。それは厳粛なる責任である。私たちの軒先で起こっている容認しがたい事態を解決するためにありとあらゆる努力を惜しみませんでした。憲法と法律によって私に課せられたあらゆる義務を遂行する覚悟はできています。私はあなた方の行動を待つばかりです。

ウィリアム・マッキンリー大統領歴代アメリカ合衆国大統領研究