アダムズの自伝5
「フランスに提案する模範条約を準備する委員会は、ディキンソン氏、フランクリン氏、ジョン・アダムズ氏、ハリソン氏、そしてロバート・モリス氏から構成される。この問題について我々が熟慮するために集った時、以前、私が大陸会議で明言し擁護したのと同じ原則を強く主張した。つまり、我々は後に困ったり、将来のヨーロッパの戦争に巻き込まれたりするような同盟はすべて避けるべきである。我々に関する限り、通商条約はイギリスの通商法を撤回させるものとして作用するだろうし、我々の商業の恩恵に等しくフランスが与れるようにすれば、フランスは製造業を振興し、その大地と農業からの産品の輸出を増大させ、通商と貿易を拡大し、海軍力の資質を高め、現在の屈辱、困難、そして腐敗から脱して、海外領土を守るにおいてイギリスと対等以上の立場に立つことができる。そして、海上におけるフランスの独立を維持することができれば、たとえフランスが戦争に巻き込まれようとも、我々の独立を認め、我々に軍備を提供し、資金を渡し、時には信用を供与し、我々が我々が望むように必需品を供給することに対する十分な代償となる。明らかに我々の独立を承認することで戦争が起こるかもしれないが、必ずもそうなるとは限らない。我々が独立を断言した後に独立を承認することは、国際法上、正当な開戦理由となる敵対行為とは見なされないからである」

歴代アメリカ合衆国大統領研究/歴代アメリカ大統領研究者の成果