ジェファソンのマリー・アントワネット評
「エドモンド・バーク[Edmund Burke:イギリスの政治家・思想家]がその雄弁の中で派手に描いたように、この[マリー・アントワネットという]天使は、抜け目ない判断力を持っているが、誇るべき健全な感覚などなく、慎みを蔑み、意に染まぬことがあれば激怒し、逸楽に耽り、さらに断固として望むものを手に入れ、頽廃に身を持ち崩している。アルトワ伯爵[Count d’Artois: ルイ16世の弟]やその他の輩とともに、彼女の異常なギャンブルと浪費は、財政を蕩尽する醜聞の種であり、国の改革の手を要するが、彼女はそれに反対した。彼女の変わることのない非道理と怯むことのない精神が彼女自身をギロチンに追いやり、王もそれに引きずり込まれた。そして、世界を、近代史のページに永遠に残る悪と災厄に陥らせた。もし王妃がいなければ、革命などなかったかもしれないと私は常々思っている」

歴代アメリカ合衆国大統領研究/歴代アメリカ大統領研究者の成果