ヴァージニア連隊への別れの挨拶(1759年1月10日)
 「私は数年間(前例がないような苦難―完全にそれを知る者はほとんどいませんが―)[あなた方を十分満足させるように行動できたことで、私は大きな喜びの感情を持つことができます。目標を達成することに私がほとんど絶望的になるにつれて、不快な制限の下にある者が行動している場合に問題を満足のいくようにすることは非常に難しいことでした。しかし、それにも拘らず、あなた方は私の行動に対する承認を、完全に、愛情豊かに、公に、私がヴァージニア連隊を指揮する間、示してくれました。それは、私の人生において最大の幸福となるでしょうし、晩年には最も喜ばしい思い出となるでしょう。私には実直であることの他に誇ることはありませんが、それが私の行動の変わることがない原則であり、それに恩恵を見出しています。[中略]。次のような認識で挨拶を締め括るのをお許し下さい。第1に、幸せにもともに気安くともに過ごしてくれた諸君達を指揮することができたことが私の人生における最大の誉れであると心からいつも思っています。第2に、諸君が十分に努力することにより果たしたすべてのことに私は満足であり、決して違ったふうに思ったことはなく、私と労苦をともにし、私が直面した困難と危険をすべてともに体験した連隊と別れるにあたって心の痛みを感じています。しかし、こうした感情を深く抱けば、私は悲しみで満たされてしまうので、私は忘れるように努めなければなりません。諸君が私に与えてくれた栄誉に対して、比類なき誠意と真の愛情とともに感謝します。というのはもし私が評判を得たとするならば、それは諸君の働きによるものだからです。あなた方が長い間、私に示してくれた愛情と敬意に対しても感謝します。これこそ私への報償となるでしょう。私の栄光となるでしょう。お互いに尊敬しあうことによる豊かな恩恵を私は感じていること、そして部隊が一体としてあらゆる栄誉を得ることと諸君一人ひとりに幸運が訪れることを願っていることを確認させて下さい。私がそれをいかに示すことができるのか、そして、私があなた方の最も忠実であり、恩義を感じていて愛情を抱いている者に他ならないとあなた方が見なすであろうということを確認することはわざわざ必要ないかもしれません」

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