ロバート・リヴィングストン宛の指令(1802年4月18日付)
「この地球上にただ1か所、わが国に棲み着いた天敵が保有する土地がある。それはニュー・オーリンズで、わが国産物の8分の3が市場へ出荷する際に通過する場所だ。[中略]。その戸口に陣取ったフランスは、わが国に対して不遜の態度をとっている。スぺインはその土地を、今後何年にもわたって穏やかに保有していきたいところだろう。あの国の温和な性質、弱体化した攻府から見て、そこにわが国の設備や施設の増設を認め、ついにはわれわれもあの都市をスぺ"ンが保有しているとはほとんど思いもよらないまでになり、いずれ遠からぬ将来、状況次第、そしてスぺイン側には都合よく思える価格次第で、それの割譲話も起こってくるかもしれない。しかし、ひと度フランスの手に落ちれば、話は別だ。[中略]。フランスがニュー・オーリンズを自国領とした場合、永久にフランスをのさばらせないための判決が下される。ともに大洋の占有権を保持できるふたつの国家[英米両国]の同盟が確固たるものとなる。その瞬間こそ、われわれは大英帝国艦隊と大英帝国との結婚を執り行わなければならなくなる(越智道雄訳)」

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