『フェデラリスト』40篇「憲法会議の権限弁護論」(1788年1月18日)
 「この会議の目的は、諸邦の間に確固たる国家的政府を樹立すること。第二に、この政府は、統治上の緊急事態とユニオンの存統とに適切なものであること。第三に、連合会議の決議に表明されているように連合規約の修正ならびに追加規定によるか、あるいは、 アナポリス決議の提案に示されているように必要と認められる諸規定によって、これらの目的が達成されるべきこと。第四に、これらの修正ならびに新規定は、連合会議の同意と各邦の確認を得るため、連合会議および各邦に報告されねばならないことである。憲法会議の権限は、これらいろいろな表現法を比較し、公正に解釈することから導きだされるものであって、憲法会議代麦たちは、統治上ならびに連合の緊急事態に対する適切な国家的政府を組織し、その目的を達成するような形に連合規約を修正したのである。[中略]。憲法会議がその 権限をこえたことに対する攻撃は、反対論者によってそれほど主張されていない一点を除けば、何ら支持すべき根拠をもっていないこと、もし彼ら[憲法会議の代表たち]がその権限をこえたとしても、人びとの信任の厚い国の公僕としての立場により、彼らが仮定した自由の行使は、保証されていただけではなく、必要とされたこと、また最後に、もし彼らが憲法案を提案したことにおいて、その権限と義務とに違反したとしても、それが、アメリカ人民の見解と幸福とを達成するものであると評価されるならば、容認されるべきだということである(齋藤眞・武則忠見訳)」

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