ヴァージニア州憲法修正会議で行った演説(1829年11月2日)
「独立が達成されて以来、我が州を導く精神は何でしょうか。ヴァージニアは、常に人間の権利の平等を謳ってきました。革命はそうした精神の下で行われました。然るにその時、ヴァージニアには奴隷がいました。我々は革命当時と同じ状況で奴隷を擁していますが、奴隷に対して何をなすべきでしょうか。[中略]。紳士諸君、革命戦争で我々を結び付けたものは何でしょうか。それは権利の平等という大義でした。国の各地域がお互いに励ましあい、支え合いました。どの地域も他の地域を苦しめて利益を得るようなことはしませんでした。もし我々が、この悪行が連邦の核心を食い荒らしていること、それが存するすべての州に対して悪感情を抱いていること、そして同様にいくつかの州の憲法や権利章典に反感を抱いていることを悟れば、奴隷制廃止の達成において彼らとともに団結できると期待することがどうしてできましょうか。我々がそれを試みて、うまくいかなければ、その影響は少なくとも、政府に断続的に寄せられる非常に数多くの嘆願や請願を無効にするでしょう。我が国の前にこの問題はあり、それに関連する道義と影響はまことに重大です。しかし、さしあたっては、議会で統一を保つために自制が必要となります。[中略]。我々の奴隷の起源は何か。我々が植民地であった時にその悪行は始まりましたが、我々の植民地議会がさらなる奴隷を植民地に輸入することを禁ずる法律を制定しました。そうした法律は国王によって否決されました。我々は独立を宣言し、州会議によって、さらなる[奴隷の]輸入が初期の法律の一つとして制定されました。ヴァージニアは、諸植民地の独立を宣言するように代表団に訓示した最初の州です。ヴァージニアはすべての危険を顧みませんでした。ケベックからボストン、ボストンからサヴァンナに至るまで、ヴァージニアはその子弟の血を流しました。この点に関して謗りを受けることはないでしょう。ヴァージニアは、奴隷制の拡大を防止し、その悪行を是正するために全力を尽くしました」

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