徴募制度の改革について述べた手紙(1780年10月5日付)
 「ヨーロッパにおいてフランスとスペインが海で優勢であること、そしてアイルランドの主張とイギリスの混乱、それらは一体となって私の胸中(平和の夢を受け入れる余地があるわけではありませんが)に、解放の時は遠くないという考えを育みます。もしイギリスが戦争を続行する力がないのであれば、不本意ながら譲歩するかもしれません。しかし、嗚呼、こうした見通しは、実際よりもよく見えているだけで欺瞞に過ぎないかもしれません。そして、私は我々の前に苦難が積み重なっていくのを見るより他ないのです。我々の過ごした時間の中で半分は食糧の蓄えなしで過ごし、それは今後も続くでしょう。弾薬もありませんし、それを用立てるためのお金もありません。もし我々が兵士達に支払うお金を持っていたとしても、もう少し時間が経てば兵士達はいなくなってしまうでしょう。我々がもはや生きていけなくなるまで、我々は急場しのぎの方法で生きています。つまり、戦争の過程は、整然とした体系と運営などなく、偽りの希望とはかない望みの過程なのです。[中略]。年期毎の軍隊、もしくは必要に迫られて急募した軍隊は、意図された目的を果たすために不適格であり、様々な方法で欠点を数えることができますが、新兵には決して見られない良好な組織力と軍規を持つ恒久的な軍隊に比べれば10倍以上も高くつきます。物事の本質や経験から数千の根拠が、もし軍隊の供給を邦に依存すれば、軍隊は解体するか飢えざるを得ないということ、そして、課税のみ(特にこの遅い時期には)では戦争を継続する手段を提供することはできないことを証明するでしょう。経験から恩恵を得て、過ちを撤回する時ではないでしょうか。もしくは、我々が執拗に固執してきた制度が破滅的であることを我々はさらに証明したいのでしょうか」

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