プロフィール


 管理人  西川秀和
 所属先  大阪大学外国語学部・早稲田大学国際言語文化研究所
 専門分野  アメリカ大統領の演説分析(学術博士)
 連絡先  nishikawa@american-presidents.info
 一言  史実の検証・講演のご依頼、またはご質問などは上記の連絡先までお願いします。

                                                            

著書紹介(タイトルをクリックすると販売サイトにジャンプします)
歴史が創られた瞬間のアメリカ大統領の英語 ベレ出版(2008年)
読者の感想
外国語広場
2008年発売の『歴史が創られた瞬間のアメリカ大統領の英語』(CD付) 西川 秀和(著) は、歴史に焦点を当て、歴代大統領の主要な演説の原稿と音声を収録。アメリカ史の背景も解説している便利な書籍だ。

マヤコさん
アメリカの歴代大統領の演説集である。
古いところでは有名なリンカーンの「人民の、人民による」や、孤立主義だった
アメリカがその後戦争に参加することを議会に承認させるための演説、など、
日本の高校生の教科書に載せてもいいような判りやすく親しみやすい英語、
と言うかこのまま教科書になりそうなくらい楽しく読めた。。

 勿論全文訳付き。また、英語のスピーチだけではなく、アメリカという国の
大まかな歴史の動きも知ることができる解説や目からうろこのコラムもあり。
生音源を収録したCDもついていて、お勉強から遠くなった感のある人には
ちょっと懐かしい感覚を味わうことができそう。

都立図書館
 リンカーンからブッシュ大統領に至る米国歴代大統領が、歴史の節目に行った演説集。
英語部分のうち、主要語には日本語の意味を併記し、別に全文の和訳も掲載しています。
時代背景の解説とコラム、各大統領の人柄・評価・知名度・演説に関するエピソード、名言集などわかりやすい内容です。 

Books for English Learners
  本書は、英語のスピーチの勉強にも使えますが、アメリカの歴史の勉強にも大変有効な本です。

  内容は、アメリカの歴代大統領が、歴史の節目節目で行った有名な演説を、文字と音声に纏め上げたものです。

  取り上げられているのは、建国期のジョージ・ワシントン、トマス・ジェファーソンから、第二次世界大戦時のハリー・S・トルーマン、そして冷戦前期のジョン・F・ケネディー、ポスト冷戦期のジョージ・ブッシュ親子まで様々です。

  
  第二次世界大戦より後の演説は、CDにその肉声が納められており、その当時の緊迫感や、大統領の人柄が感じ取れます。

  こんな大それたスピーチをする機会は、個人的にはほとんど無いと思いますが、アメリカ人との会話の際には、歴史的背景としてこうした重要な演説を知っておくのも大変役立つと思います。

  本の最後には、各大統領の名言集もまとめられています。また、歴代大統領の人柄、評価、知名度、演説の評価も簡単に総括されています。

国学院大学
外書購読テキスト

オバマ「勝つ話術、勝てる駆け引き」
 
講談社(2009年) 共著
読者の感想
 くまさん
【印象に残ったところ】
   この本、古いけれど、今読んでもおもしろい。オバマさんは何故選挙に勝利できたのか?
   そこには、人を引きつける力がみなぎっている。
   まさに冒頭にある
   「人を動かす言葉」
   有名な言葉  Yes We Can   きっと私達はできる 演説
   の紹介もあります。
   そして、クリントンさんとの攻防
   この話はやはりおもしろい。
   これからUSAはこの指導者とともにどの方向に進んでいくのだろうか?
   純粋な疑問が沸き起こってくる。

valueintegratorさん
これぞオバマ話術の真髄だ! 
オバマが大統領選に勝利した歴史的な時を的確に予測し、本書はこの世に出現した。実は、本書出版日の1週間前に、著者の一人である池本克之氏の本書に関する講演を聞き、本書の内容の豊潤さと著者の雄渾なる人物的深みに深く感動して、出版を待ちわびていたものであった。早速一読してその期待に違わないどころか、西川秀和氏との絶妙のバランスにより、近来稀に見るリアル(現実)とアイデアル(理想)が両立しつつ、画期的な「勇書」に仕上がっているのは喜ばしい。
スピーチの古典である話術の名人徳川夢声の『話術』を愛読し、実践的なお手本としているが、本書はオバマ氏の演説を徹底的に分析し、論理づけ、ヒラリー・クリントン氏との正当な比較、歴代大統領や小泉首相などとの対比などなど、実践と理論が巧みに配置し、ひとつひとつがその納得性を高めており、話術を学ぶ人たちへのバイブルになることを確信する。

また、「大勢の前で話す時の五つの戦術」や「議論する時の五つの戦術」など、読者がすぐ使えるヒントを満載していることは大いなる評価に値するものである。

スピーチする人のみならず、スピーチを聞く人にまでも役に立つ秀逸な書である。そして、これほどまでに格調高くかつ典雅な香りのする書は、見出すのが難しい。
それを時流に乗って世に出した西川、池本共著者の卓見に敬意を表したい。
願わくば、推奨するオバマスピーチのエッセンスのCD出現に期待する。

中岡望さん

オバマ大統領のもとでアメリカはどこへ行くのか

もちろん売れているのは演説集だけではない。オバマ大統領の話術も関心のあるところである。大統領選挙予備選挙での演説でオバマ大統領は対抗馬のヒラリー・クリントンを圧倒していた。演説と違い討論では台本はなく、状況に応じて受け答えなければならない。『オバマ―勝つ話術、勝てる駆け引き』(西川秀和、池本克之著)は、「オバマの言葉がなぜ人の心を動かすのか」を分析したものである。最近の日本の政治家には当てはまらないが、「政治は言葉」である。いかにメッセージを伝えるかが政治家に課せられた使命である。同時に指導者にはカリスマ性が要求されます。そうした事柄に興味ある人には、本書はお勧めである。

イケメン倶楽部
この本は、アメリカの新大統領、バラク・オバマのパーソナリティを活かしたトークにフォーカスして、その活用術について解説しています。

コミュニケーションに関する内容ですので、誰が読んでもいいと思いますが、特に営業員、対面業務が多い職種にオススメです。

DreamMail転職コンサルタントコンテンツ
 前述のようにオバマ大統領のスピーチは、聴衆一人ひとりをチーム・オバマの主役に据えて、1対1で語りかけているかのようである。だが、単に興味深い話をしても人はついてこない。部下たちに語りかける目的は、「リーダーと共に行動する仲間」を作ることにある。行動する仲間を作るために10の言葉はいらない。的確な言葉が1つ伝われば良い。オバマ大統領で言えば、「Yes we can」や「Change we can believe in」などのフレーズだ。

 だが、いくら美辞麗句を考えても、それが部下の心を捉えるとは限らない。行動する仲間を作るには、リーダーが確固としたビジョンを持つことが欠かせないのだ。例えばオバマ大統領には、真面目に働けば真っ当な暮らしができる国にする、諸外国との友好関係を取り戻す外交政策を行う、人種を超えて人々が連帯する国を作るといったビジョンがある。印象的なフレーズは、そうしたビジョンを端的に表す言葉だからこそ人々の心を打つ力を持っているのだ。

 的確な言葉を確実に伝えるために、もう1つ大切なことがある。その言葉を口にするタイミングだ。オバマ大統領のスピーチは緩急に富んでいて、大事な箇所は長い文章でも一息で言っている。徐々にスピードを上げることで、聴衆にヤマ場が近いことを伝え、高揚感を与えているのだ。そして、最も強調したい箇所では、「We can 〜」と同じ言葉で始まる文章を何度も繰り返している。こうしたオバマ話術のコツを把握した上で、先の大統領就任演説を聞いてみよう。行動する仲間を作るための語り方が、きっと見えてくるはずだ。

放送大学
科目名 オバマ大統領の演説話術

週刊◆気になるフレーズ
We are one people;We are one nation;and together,We will begin the next great chapter in America’s story with three words that will ring from coast to coast;from sea to shining sea-Yes.We.Can.

「私たちは一つの国民、私たちは一つの国家、そして一緒になって、アメリカの歴史の偉大なる次の章を始めようではありませんか。海岸から海岸へ、海から輝きの海へ、響き渡る3つの言葉とともに。きっと、私たちは、できる」バラク・オバマ

「きっと私たちはできる」は、オバマにとって最も馴染みが深い言葉です。さらにこの「きっと私たちはできる(Yes We Can)」はオバマの選挙スローガンである「変化、それは信じることができること(Change We Can Believe in)」と実によく合っています。

ケネディの「アメリカを再び動かそう(Let’s Get America Moving Again)」というスローガンや、ロナルド・レーガンの「アメリカを再び偉大に(Make America Great Again)」というスローガンと並んで、記憶に残るスローガンです。

福岡県弁護士会
 オバマ大統領が誕生することになりました。その大統領就任式には300万人がワシントンに集まるだろうと言われているそうです。アメリカが軍事優先の国家から少しでも平和志向の国へ変化することを願うばかりです。
 この本は、はじめヒラリー・クリントンより劣勢だったオバマがなぜ逆転勝利へ駆け上がることができたのか、その秘密を明らかにしています。読むと、なるほど、と思います。インターネットを使って膨大な資金カンパを集め、惜しみなくテレビCMなどに注ぎこんだという物量作戦もバックにあって支えたのでしょうが、やはりオバマ自身の演説のうまさは決定的だったようです。
 リーダーとなる者は、人の心を動かす言葉を持っていなければならない。とくに政治家は、自らの理想を、自らの信念を、人々に明確に伝えなければならない。まさに、言葉は人なのである。記憶に残る一言と明確なコンセプトがもっとも求められる。
 漢字が読めず、空気も読めない麻生さんは、首相として失格と言うだけでなく、そもそも政治家になったのが間違いなんですよね。
 オバマの演説には、信じること、希望など、人々に勇気と自信を与える言葉が随所に散りばめられている。不信に凝り固まった人々の心をほぐすためには、大ゲサでしつこいほど、そうしたポジティブな言葉を繰り返す必要がある。
 オバマは、ネガティブ・キャンペーンに対して反撃はできるだけせず、希望と連帯を前面に打ち出すことで勝利した。ネガティブ・キャンペーンに対していちいち反撃すれば、相手のペースに巻き込まれるし、きりがない。相手を落としめ自分を上げようとすると、心ある有権者は言葉に耳を傾けてくれなくなる。ネガティブ・キャンペーンが行き過ぎれば、いずれ自滅する。
 オバマは、過去の政治からの脱却と未来の新しい政治の導入を約束して多くの人々の支持を集めた。過去対未来という2項対立は、連帯を呼びかけるのに好都合なのだ。
 オバマが有権者に黒人の代表だと判断されたら、幅広い得票ができない。オバマは白人と黒人の連帯を訴えかけ、圧倒的な黒人票に加え、一定数の白人票も集めることに成功した。
 オバマとヒラリーの両者には政策の面で根本的な争点があまりないため、イメージ戦略の勝負だった。「経験のヒラリー」対「変化のオバマ」というイメージがすっかり定着した。
 変化、きっと私たちは出来る、そして過去対未来という人々の脳裏に強烈に刻まれるイメージ戦略で、オバマは支持層の急拡大に成功した。
 重要なことは何度でも繰り返す。どんなことでも一度聞いたくらいでは、記憶には残らない。訴え掛けるテーマがいけると思えば、くどいと言われようが中身がないと批判されようが、とにかく繰り返す。そうすれば、多くの人々に浸透する。
 ヒラリーは理性に訴えかけ、オバマは情勢に訴えかけた。
 多くの人々が今のままではダメだという漠然とした不安を抱いていたが、何をどうすればよいのか分からないでいた。そんなときには、まずは希望を与えることが大事だ。不安で心がいっぱいのときに理性に訴えかけても効果がない。オバマは情勢に訴えかける言葉で人々の不安を行動に変えさせた。人々の持つ不安を汲み取り、それを打ち消す力強い言葉の力を発揮することこそ、オバマの真骨頂だった。自分の思いを語るだけではダメ。人々が待ち望む言葉、そして人々が待ち望む物語を語らなくてはならない。
 そうなんですよね。不況のとき、ヒットラーのようなデモゴギーではなく、素直に現実を直視しつつも明日への希望を持たせる呼びかけのできる政治家が日本にもいてほしいですね。
 オバマのカリスマの秘密は、人々の心を代弁することに、そして人々に夢と希望を与える救世主というイメージをつくることに成功したことにある。
 オバマが人々の心をぐっと掴む演説のうまさに、日本人とりわけ弁護士は大いに見習うところがあると思いました。
 先週の日曜日、庭の一隅を半畳分ほど掘り上げ、水仙などの球根類を植えかえてやりました。掘り上げたところには近ポストに入れていた枯草などを埋め込みます。球根を植えているうちに陽が落ちてしまいました。夕方5時です。急に冷え込み、背中に冷気さえ感じるようになり、しばらく辛抱して夕方5時半まで頑張りました。庭仕事を終えて空を見上げると、天高く半月が煌々と輝いていました。
 今日は私の誕生日です。ついに還暦を迎えてしまいました。20代のころ、自分が60代になるなんて考えたこともありませんでした。先日、依頼者の方から、「まだ40代に見えますよ」と言われましたが、私の頭のなかはまだ20代のままなのです。といっても、身体の方は確実に老いを実感させてくれます。そこがつらいところです。

昭和天皇の全国巡幸 アーカイブス出版(2008年)
読者の感想
御厨貴先生
読売新聞2008年3月30日の書評

cucumber "cucumber"
私は右でも左でもない。
ただ、戦前、地上に降りた神といわれていた天皇が、敗戦後、一人の人間として生きる権利を得るためにしたのが、巡幸(全国行脚)だ。
天皇は、驕らず低姿勢に日本国民にあいさつ回りをしたいと申し出る。GHQは、天皇の巡幸を「石でも投げれられてしまえ」と思って、OKを出すが、日本国民は地元に来る天皇を喜びを持って向かえた。GHQの思惑は外れ、天皇が日本という敗戦国を1つにまとめ、大日本帝国が再び復活することを恐れる。
それを察した天皇は、巡幸が止められるのを恐れ、自らの行脚を地味で窮屈なものにし、目立つことを嫌った。
そのため、戦前ではありえないシチュエーションでの天皇との面会が起こる。
天皇の顔を見ることさえ許されなかった戦前とは違い、上から見下ろす人、寝たままベットから天皇を迎える人、天皇の顔を知らないため、いっしょに歩いても気づかない人・・・その様子を写真で見ることができる貴重な一冊。

冷戦レトリックの形成過程 
早稲田大学出版部(2009年)  (在庫が無い場合は管理人がメールで直販)

アメリカ社会を動かすマネー:9つの論考 三和書籍(2009年)共著

実践的時事英語 ザ・デイリー・ヨミウリを読む 大学教育出版(2009年) 共著

アメリカ的価値観の揺らぎ 三和書籍(2006年) 共著

アメリカ・アジア太平洋地域研究叢書第2巻 アメリカ外交の分析 大学教育出版(2008年) 共著 

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