演説


「この壁を突き崩せ」演説(1987.6.12)から抜粋 原文 その他の演説
 1950年代にフルシチョフは「ソ連はアメリカを葬り去るでしょう」と予言しました。
 しかし、今日、西側陣営では、人類史上前例のないほどの繁栄と幸福を享受している自由世界を私たちは見ています。共産主義の世界では、失敗、技術的後進性、低下する健康水準、さらには最も基本的な種類のものさえ、それは食糧が少なすぎるということですが、欠乏しているのを見ています。
 今日でさえ、ソ連は自分自身を未だに養うことができません。この40年間の後に、全世界は一つの偉大で避けることができない結論にたどり着きました。それは自由こそ繁栄をもたらすという結論です。自由は国家間の古の憎しみを礼譲と平和に置き換えます。自由こそ勝利者なのです。そして今、ソ連自身は限られたやり方で自由の重要性を理解するようになってきたようです。私たちは、改革と開放という新しい政策についてモスクワからたくさんのことを聞いています。政治犯たちは釈放されました。特定の外国のニュース放送はもはや妨害されなくなりました。営利企業は国家統制から大いに解放され運営することが許されるようになりました。
 これらはソ連の根本的な変化の始まりなのでしょうか。それとも、西側諸国にあやまった希望を持たせるための、または変革することなくソ連の仕組みを強化しようとするための形ばかりの態度なのでしょうか。私たちは変革と開放を歓迎します。私たちは自由と安全が両立すると信じ、人類の自由の昂進こそ世界平和の大義を強化すると信じています。
 ソ連が自由主義と平和主義を間違えようのないものにし劇的に前進させようとしている徴候がある。
 ゴルバチョフ書記長よ、あなたが平和を求めるのであれば、ソ連と東ヨーロッパの繁栄を望むのであれば、自由化を追求するのであれば、この門の所まで来て下さい。ゴルバチョフ氏よ、この門を開いて下さい。
 ゴルバチョフ氏よ、この壁を突き崩して下さい。