演説


戦争教書(1917.4.2)から抜粋 原文 その他の演説
 現在のドイツの通商に対する潜水艦戦は、人類に対する戦争です。それはすべての国々に対する戦争です。アメリカの船が沈められ続けています。私たちがそれを知ってひどく動揺するようなやり方でアメリカ人の命が奪われています。それだけではなく、他の中立または友好国の船と人々が同じように沈められ波間にのまれています。そこには何の区別もありません。全人類に対する挑戦なのです。各国はその挑戦にどう立ち向かうべきか決断を下さなければなりません。
(中略)
 私たちはこの敵対目的の挑戦を受けなければなりません。なぜなら私たちは、そのような手法に従うような政府とは友人になることはできず、私たちからすれば何の意味もないことをやりおおせようと常に好機をうかがっている組織的権力が存在する状況下では、世界の民主的な政府の安全が保障されないと知っているからです。私たちは今、自由の真の敵との戦いの挑戦を受けようとしています。そして必要であれば、この国の全力を尽くしていかがわしい主張と権力を抑制し無効にしなければなりません。いかがわしい主張を隠すこともない事実を目の当たりにしたからには、私たちはドイツ国民を含む諸国民の解放のために、世界の究極の平和のために喜んで戦います。私たちは、大国であれ、小国であれ諸国の権利のために、あらゆる場所の人々が生活と服従の仕方を選ぶ人権のために私たちは喜んで戦います。民主主義のために世界を安全にしなければなりません。世界の平和は政治的自由の試練を経た基礎の上におかれなければなりません。私たちは自己本位な目的で奉仕しているわけではありません。私たちは征服も領土も望みません。私たちは補償も私たちが自らの意思で行った犠牲に対する物質的代償も求めません。私たちは人類の権利の擁護者の一人にすぎません。

ウッドロウ・ウィルソン大統領歴代アメリカ合衆国大統領研究