ケネディとリンカーンの不思議な共通点
 最もよく知られている話だが、1865年4月15日金曜日に暗殺されたエイブラハム・リンカーン大統領と1963年11月22日金曜日に暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領には多くの共通点がある。 リンカーンは1846年に初めて下院に当選したが、ちょうど100年後の1946年にケネディも初めて下院に当選している。さらにリンカーンが大統領に当選したのが1860年で、ちょうど100年後の1960年にケネディも大統領に当選している。
 リンカーンの暗殺後、後を引き継いで大統領になったアンドリュー・ジョンソンは1808年生まれで、ケネディの暗殺後に大統領になったリンドン・ジョンソンは1908年生まれである。
 またリンカーン大統領にはケネディという名の秘書が、ケネディ大統領にはリンカーンという名の秘書がいた。
 さらにリンカーン大統領をフォード劇場で撃ったジョン・W・ブースはタバコ倉庫に隠れているところを捕まった。一方、ケネディを教科書倉庫から撃ったリー・H・オズワルドは、テキサス劇場で逮捕された。
 ただリンカーンとケネディと全く正反対の点もある。リンカーンは貧しい家に生まれたが、ケネディは誕生日プレゼントに100万ドルのファンドを与えられるほど豊かな家に生まれている。またリンカーンは、女性に全くもてなかったのに対して、ケネディは女性にもてすぎるくらいもてた。
ロバート・リンカーン ちなみに父リンカーンの暗殺を体験した息子ロバートはその後、数奇な運命をたどっている。父リンカーンの暗殺を体験しただけならまだしも、他にも2人の大統領の暗殺を間近で体験している。
 1881年7月2日朝、その当時、ガーフィールド政権の閣僚の一員であったロバートはジェームズ・ガーフィールド大統領の旅行に同行しようと駅まで出向いた。ガーフィールドはロバートのすぐ傍で銃撃され、その時の傷がもとで亡くなった。
 さらに20年後の1901年9月6日、ロバートはウィリアム・マッキンリー大統領からパン・アメリカン博覧会に招待された。ロバートが会場で大統領の姿を見かけた直後に大統領は銃撃された。3人の大統領の暗殺を間近で経験したのは後にも先にもロバート・リンカーンだけである。

参考情報
アメリカ大統領の逸話