幽霊の正体は?


 国会議事堂にはたくさんの幽霊が出ると噂されている。1人目の幽霊は国会議事堂建設に従事していた作業員の幽霊である。作業員はある部分のアーチが不要だと主張し、それを証明するために石を引き抜いた。すると石が崩れ落ちてきてその下敷きになった。男は国会議事堂を呪いながら息を引き取ったという。
 2人目の幽霊は石工の幽霊である。彼も国会議事堂建設に従事していたが、大工と喧嘩をして殺された。大工は石工を議事堂の壁に塗り込めてしまったという。時折、鏝を手に持った彼の姿が議事堂の壁に浮かび上がるという。
 そして3人目の幽霊はピエール・ランファンという設計者で、報いられることなく貧困者墓地に葬られ、腕に図面を持ちながら議事堂をさまよっているという。
 さらには第6代大統領ジョン・クインシー・アダムズの幽霊も登場する。アダムズは病に終わらせることができなかった演説を終わらせようと議事堂に姿を現すという。大統領の幽霊はもう1人登場する。暗殺された第20代大統領ジェームズ・A・ガーフィールドの幽霊である。
 他に幽霊として登場する大統領はリンカーンである。1984年にレーガン大統領の娘モーリーンと夫のデニス・レヴェルはホワイトハウスでリンカーンの幽霊を見たと語っている。 またフランクリン・ローズヴェルト政権期にホワイトハウスに招かれたオランダ女王もリンカーンの幽霊を見て気絶したことがあったという。
 ジョン・F・ケネディの幽霊も登場する。登場する場所は暗殺された時に乗っていた車である。暗殺の真犯人が正義の裁きを受けるまで出続けると霊能者に語ったという。最近、ケネディを撃ったのは自分だと名乗り出た死刑囚がいたが、はたしてケネディの幽霊はもう出なくなったのだろうか。
 幽霊が実在したかどうかは別にして、幽霊を見たという人は確かに存在する。しかし、リンカーンやケネディならともかく、あまり顔が知られていないジョン・クインシー・アダムズやガーフィールドが化けて出ても、はたして目撃者が見分けることができたのだろうか。

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