アメリカ大統領の任期

アメリカ大統領の任期に関する概要

 まずアメリカ大統領の任期は1期4年。第2次世界大戦以前は何度でも再選が可能だったので任期に制限はなかった。つまり、理論上は居座ろうと思えば何年でも大統領を続けることができた。しかし、ジョージ・ワシントン大統領が2期8年の任期で退職したために、アメリカ大統領の任期は2期8年務めることが慣例になっていた。しかし、フランクリン・ローズヴェルト大統領が慣例を破って2期以上の任期、つまり、4期務めた(在任中、任期満了前に病死)。
 その後、合衆国憲法憲法修正第22条第1節でアメリカ大統領の任期は以下のように決められた。

 「何人も二回を超えて大統領の職に選出されてはならない。また大統領に選出された他のものの任期のうち二年を超える間、大統領の職に就き、もしくは大統領の職務を行ったものは、何人も一回を超えて大統領の職に選出されてはならない。ただし本条は、本条が連邦議会に提議されたとき大統領の職に就いているものについては適用されることなく、また本条が、大統領の職に就いているか、もしくは大統領の職務を行っているものの在任中に効力を生じる場合においてもそのものが残りの任期の間、大統領の職に就き、もしくは大統領の職務を行うことを妨げない」

 つまり、現在では2期8年以上に任期を延ばすことはできない。4期の任期を務めたローズヴェルト以上に将来のアメリカ大統領が長い任期を務める可能性はない。最大でも引き継ぎの任期を含めて3期10年未満となる。たとえ現職大統領が自分の任期を延ばそうと憲法を改正しても、改正が適用されるのは次の大統領からになるので意味がない。
参考情報
アメリカ歴代大統領就任・在任期間・退任年齢一覧
アメリカ歴代大統領研究ポータル